ラッキーマンの投資ブログ

宝くじ1億円当てた投資家。日々の雑感と、投資の現実をつづります

投資

外国株投資するなら二重課税のない配当現地課税ゼロの株がいい

投稿日:2019年8月12日 更新日:

日本のオワコン化が進んでいるので、私個人としては外国株への投資がいいのかなと思います。日本ってもう人口減ってるし、なんか細かいことでガタガタいう人が多いし、あーもうこれ衰退国家の症状ですわ・・・と思うことがしばしばあります。

じゃあ外国株に投資すればいいやん!!となりますが、、しかしながら、外国株投資で最も面倒なのが「配当現地課税」です。これは、日本で配当税20%を取られる以外に、投資先が所在する国でも配当金に課税されてしまう、という制度です。

配当現地課税は二重課税されるということ

たとえばアメリカなら配当現地課税率が10%なので、アメリカ株からの配当金を100円受け取ったとすると、「アメリカで10円課税」、「のこりの90円からさらに20%日本で課税(18円)」、合計28円の課税。となってしまいます。本当は20円だけの課税で済むはずが、「配当現地課税」のせいで8円、つまり8%も余分に税金をとられてしまうのです!これはイヤですね。

もちろん、確定申告で取り返すことができるのですが、所得税の範囲内でのみ取り返せるので、配当現地課税があまりに多額になった場合は、取られ過ぎた税金を100%取り返せないこともあります。

私の場合は、宝くじで1億円当たったのということもあり、1億円という大きな金額を投資すること、そして、、そもそも安月給なので、、配当現地課税を取り返せないな~と思い、外国株に投資するとしても配当現地課税がある外国株は避けようかなと思っている次第です。

年収700万円でも、確定申告で取り返せるのは20万円たらずのようです。

もし1億円を全部アメリカ株、そして配当利率4%の株に投資すると、毎年の配当金は400万円ですが、配当現地課税で40万円とられます。残り360万円に日本の税率20%を掛けた72万円がとられます。合計112万円が税金となります。

配当現地課税が無い場合は、400万円×20%=80万円の税金で済みました。112万円との差し引き32万円が「払い過ぎた税金」となります。

しかし、年収700万円の場合は上記のように、確定申告で取り返せるのはたったの20万円たらずということですので、払い過ぎた税金を全額取り返すことができません。。と、いうわけで私個人としては・・・

結論

宝くじで1億円当てて、外国株(の高配当株)に投資する場合は、「配当現地課税がない」銘柄から選ぶべし。

 

ということになりました。もっと所得が多ければいいんでしょうけど、いかんせん私の勤め先が二流企業なので給料が低いです。べつにぬるいか会社だからいいんですけど(そのうち潰れるかもしれませんが)

投資先は「現地配当課税がゼロの外国株だ!」ということで、国ごとに現地の課税率がどんなもんかを調べてみました。

配当現地課税 各国の税率

現地配当課税率

イギリス 0%

シンガポール 0%

オーストラリア 0%

マレーシア 0%

インド 0%

ブラジル 0%

ベトナム 0%

香港(香港上場の中国本土企業除く)0%

米国 10%

タイ10%

香港(中国本土企業株) 10%

韓国 15%

カナダ 15%

ベルギー 15%

メキシコ 15%

ロシア 15%

インドネシア 15%

オランダ 15%

 

以上にように国よって色々違うんですねえ・・・・。

 

配当現地課税がない、イギリス、シンガポール、オーストラリア、マレーシア、インド、ブラジル、ベトナム、香港の配当株に投資すれば、配当金の二重課税、すなわち「取られ過ぎ」を防ぐことが出来ます。8か国もあるならけっこういろんな投資対象がありそうですね。

配当現地課税ゼロの投資先銘柄数

私はSBI証券に口座を持っていて、2019年8月現在の上記の国の株式の取り扱い銘柄数は下記の通りです。

イギリス 19銘柄(米国ADR)

インド  8銘柄(米国ADR)

香港   4銘柄(米国ADR)

ブラジル 13銘柄(米国ADR)

オーストラリア 2銘柄(米国ADR)

シンガポール 38銘柄

マレーシア 44銘柄

ベトナム 323銘柄

 

めちゃくちゃたくさんありますね。投資先に困ることはないでしょう。っていうか、ベトナム株の数が半端ないですね・・・。

香港上場の中国株ですが、どれが配当課税とられて、どれが取られないのか良くわからないので、いったん投資候補からは除外します。中国の景気はどんどん悪くなっているらしいですし、別にほっといてもいいかなと。香港のデモも激しさを増してて、なんか投資するのは危ない気がしますしね。

いろいろ考えた結果、この中から私の場合はイギリス株のナショナルグリッドとユニリーバに投資をしました。ナショナルグリッドは米国の事業規模が3分の2を占める会社で、残りがイギリスです。なんといっても「原発のない東電」ということで事業がものすごく安定しています。ユニリーバは全世界で売上を上げている会社です。2社だけとはいえ、けっこう分散されているのかな~と思っています。

この2社に1億円投資して、毎年配当金が300万円くらい来るので、このお金を活用して、上記の配当現地課税がない外国株をどんどん購入していこうかな~と思います。そうなると、どこの会社に投資すべきか、いろいろと分析しないといけなくなりますね。

今後はこのブログでも、「配当現地課税がない」外国株についての記事を書いていきたいと思います。

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