今回はマレーシアエアポートといってその名の通りマレーシアの空港の運営会社の株を紹介します。空港運営って物凄い安定したビジネスだと思うんですよ。というのも、空港って近くに2つも3つもあるものではなく、値下げ競争が起きにくいと思います。日本で言ったら羽田空港運営会社とか、関空運営会社が上場している、と言う感じの会社ですね。
今後世界的に観光客やビジネス客など、飛行機に乗る人は伸びるとされています。そうなると空港利用料も右肩上がりという事になると思います。
マレーシアエアポートの概要
マレーシアエアポートはマレーシア国内の空港の管理・運営を行っています。国外ではトルコの空港の管理・運営を行っています。昔はカンボジアなどのいろいろな国の空港の管理運営を行っていたようですが、現在ではトルコのほかは全部マレーシア国内の空港の運営管理を行っています。
配当利率が1.68%とかなり低いので、配当狙いの株とは言えないかなと思います。
しかしながらグラフの通りこの10間で株価が4倍になっています。正確には2009年から2014年で株価がなんと4.5倍になっています。(ここに投資しておけばもっと手元にお金あったのに・・)2014年からは、ずっと6ドルと8ドルの間を行ったり来たりと言う感じですね。
マレーシアエアポートの売上と利益
売上と利益を確認します。
売上は順調に上がっています。利益については2014年と2018年がすごく利益が上がっていますが、これは元々保有していた空港管理権を販売したから、その年だけ利益が上がった、というようなことのようです。ということは、資産売却を除く、普段の利益率はそんなに高くない会社なのかな・・・と思います。
マレーシアエアポートの配当
配当の状況を確認します。
一株配当金は順調に上がっており、この5年間で2倍以上になっています。これはいいですね。配当性向がとんでもないことになってまして、2015年、2016年は余裕で100%を超えています。無理して配当してないかな・・と心配になります。
マレーシアエアポート キャッシュフロー
つぎにキャッシュフローを確認します。
営業キャッシュフローは順調に上昇しているので会社としてはどんどん事業を拡大してお金を得ている、といえるでしょう。投資キャッシュフローがけっこう大きいので、事業運営のために設備の改修とかが必要な業種ということがわかります。財務キャッシュフローですが、2014年は資産切り売りでプラスになっていますが、ほかの年はマイナスです。2016年以降は、営業キャッシュフローあら、投資キャッシュフローと財務キャッシュフローを引いても十分プラスなので、配当金が払えない!といった事態には、キャッシュフローの観点からはならないと思います。
ということでマレーシアエアポートは、ブリティッシュアメリカンタバコマレーシアと違って別に投資しても問題なさそうです。
非常に残念なのが今の配当利率が2%を下回っているので、買い辛いですね。個人的には3%を超えてもらわないと投資する気にならないですね~。
私はマレーシアに行ったことありますが、クアラルンプール国際空港って物凄く大きかったです。世界中から観光客が来てましたし、空港内の免税店とかの売上も伸びるかなと思います。ただ、、クアラルンプール市街まで遠く、タクシーで1時間もかかってしまいます。私はいつもボンビー旅なので、空港からの交通費を掛けたくないのに、タクシー代だけでけっこう取られました。。。帰りに空港と市街を結ぶ高速鉄道に乗りました。こっちのほうが早くて快適でしたね。お金は高かったように思いますが・・・。
最後は全く関係ない愚痴になりましたが、やっぱり空港運営会社も投資先としてはいいのかなと思います。もうすこし株価が下がったら検討してもいいかもしれません。