タイトルを見て、「まさに俺のことやん!」ということでキンドルで買ってみました。
でも・・・
これ、完全に買って損だと思います。「●●した人の末路はどうなるのか」というのが何章かに渡って書いていますが、宝くじ1億円についてはそのうちのたった1章だけ。。。しかも本当に当たった人じゃないし。
というか、宝くじで1億円当たった人の末路って、完全に今の自分ですし、わざわざお金はらってまで読む必要なんてありませんでしたよ。アホくさ。
さて、宝くじ1億円当たった実物である私は、当たってからどうなったかというと・・・
安定したビジネスの外国株に投資することで配当金をしっかりと配当金をもらうことができています。当たった1億円で車も時計も何にも買ってません。全部投資しました。けっこう変わり者だと思いますが、我ながら大正解だな~と思います。
そもそも宝くじを当たる前からずっと投資をやってて、投資ブログとかをよく読んでいました。テンバガーなんかを狙うため、売上が何十倍になるような株を選んでみたんですが・・・・ワイヤレスゲート、日本通信で大失敗しアベノミクスをしり目に爆死してしまいました。ワイヤレスゲートなんてバランスシートすごい健全でしたし、大丈夫だと思ったんですが、後から見ると株が1/4になってしまい「中小株は怖い・・」という思いが強くなってしまいました。ウォーレンバフェットの右腕である伝説の投資家チャーリーマンガーの本に「事業領域が異なる場合は、銘柄分散は3銘柄で十分」って書いてあったので、真に受けて4銘柄くらいで運用していましたがそのうち2つが爆死という壮絶な最期を遂げてしまいました。。PER高いのに買った自分がアホでしたが。でも投資の意思決定って冷静になれないもんです。
私の財務分析の記事をみていただくとお分かりだと思いたいんですが、私はけっこう財務とか英語とか出来て、そんなにアホではないと思っています。たまたま就職氷河期で給料の安いところに入ってしまいましたが、脳みそは良いエンジン積んでいると思うんですよね。勉強もたくさんしましたし。でも・・・投資で一発逆転といった変な邪心があると、訳分からない株に手を出して被弾するというのの繰り替えしでした。財務はきっちり見たのに、高いPERで手を出すとか、会社の将来予測を安易に信じてしまうとか。。。
で、結局残ったのが600万円程度の駄目ポートフォリオ。。。ほとんど唯一うまくいったのが「手間いらず」と言う銘柄で3倍になりました。50万円が3倍で150万円ということで、あとはトントンか暴落ばかりでした。。NISA枠が勿体なくてしょうがなかったです。情報強者の投資家としてNISAを活用するぞ!テンバガーでNISAを使い倒すぞ!!と息巻いてたのに・・・涙。私はもうメンタルが全然だめということいが良くわかりました。
そうこうしているうちに投資ブログで米国株を扱うのが増えてきて「やっぱり安定した大手グローバル企業にコツコツ積みたてるのがいいのかな~。俺はメンタル弱いし、夢を見て変な株掴むよ居り、コツコツと資産を積み上げるのがいいよな~。一発逆転なんて考えるの止そう。人生焦らずにノンビリ生きるか」なんて思っていたところに、宝くじがあたるという奇跡が起きました。
ここで私の黒歴史は無事終焉を迎え、ここからついに花開くことになります。
ナショナルグリッドとユニリーバという、どう考えても潰れない、減配の心配が少ない会社に半分ずつ投資して、配当金を年間360万円、月間だと30万円を手に入れられるポートフォリオを作り上げました。配当金を受け取ったのはユニリーバが2回(3月20日、6月5日)とナショナルグリッドが1回(8月14日)です。今まで配当を見るの忘れてて、今日見てみました。
米ドルベースでの2019年の受け取り配当金合計額はおよそ2万5千ドルです。税金を引かれて2万ドルちょうどくらいですね。外貨で受け取るのでSBI証券の口座にはドルで置いているのですが1ドル106円とすると、214万円ということになります。
いままで社会人になって15年くらいで築いた資産の3分の1を、配当金だけでもらっちゃったよ・・・という感じです。いやこれまでの黒歴史はどうでもいいです。やっぱり大手の安定した会社でこつこつ投資するのが一番です。お金持ちにはお金持ちのルールがあるという事がわかりました。投資金額が十分に大きければ、リスクをほとんど取らなくても、配当金で莫大なお金が降ってくるという事です。これは受け取って初めて実感できました。頭の良し悪しではなく、感じて初めて分かることってあります。
さて、題名に戻りますが、「宝くじで1億円当たった人の末路」はどうなったか?
私はとても幸せですよ。不幸話を期待していた人、がっかりさせてごめんなさい(笑)