ラッキーマンの投資ブログ

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シンガポール株

【高配当シンガポール株】スターハブ株の分析(大手通信会社)

投稿日:2019年8月30日 更新日:

今回はシンガポール株の超高配当株であるスターハブ株の分析を行いとおもいます。スターハブというのは携帯電話事業やインターネットプロバイダーなどの通信事業を行っている比較的若い会社です。ちなみにシンガポールでは私はスターハブのSIMを使っていますね~。

通信株ということで、先日シングテルの記事も書きましたが、やはり高配当を期待しやすい業種だと思います。日本でもNTTドコモやKDDIは配当利率高いですし。なんだかんだ毎日使うのが通信なので、安定したビジネスを行うことが出来るのかと思います。

ではどれくらい配当利率が高いのかを確認してみましょう。

なんと配当利回りは9%を超えています!これはものすごい高配当株なのですが、だいたいここまで配当利率が高いというのは、何か裏がある場合が多いですね。特に株価なんてこの10年で差がてしまっています。2014年のピークからは3分の1未満になってしまってますし。。。財務数値を確認して、今後も大丈夫かどうかをよくよく検討したうえで、購入の意思決定をしたいところです。

スターハブ社の概要

スターハブはシンガポールの3大通信会社のひとつです。もう2つはシンガポールテレコムとM1という会社になります。

シンガポールで通信の自由化が進んだ1998年に会社が立ち上げられました。当初の株主はシンガポール電力、BTグループそしてNTTなどが名を連ねていました。

シンガポールで通信事業を開始し、その後株式を上場して今に至る、というのが会社の歴史です。

スターハブの売上と利益

では売上と利益を確認してみます。

売上はこの10年ほとんど変わっていません。利益は2015年からだんだん下がっています、これはきになるところですね。税引き後利益率も2015年までは15%くらいあったのですが、そこから急に下がって2018年12月期には10%を割り込んでいます。最近急に調子が悪くなったのでしょうか・・・。

スターハブの配当金

一株あたり配当を確認してみます。

2009年からずっと横ばいですが、2017年から減配していますね。減配発表から株価が下落しています。

配当性向ですが、この10年ずっと100%くらいで、2017年からは100%を超えています。これは完全にタコ足配当ということで、将来にわたって持続可能な配当ではありません。ざっと計算するとここからさらに40%くらい減配しないとダメなのかなと思いますが・・・。

スターハブのキャッシュフロー

キャッシュフローを見ていきましょう。

通信会社らしく安定した営業キャッシュフローと多額の投資キャッシュアウトです。気になるのは・・・ここ数年で営業キャッシュフローが減っているということです。

そして、配当金を支払う原資があるのかという観点で確認してみたのが次のグラフです。

いつもの通り、営業キャッシュフローから資本的支出を引いた数値を「配当支払いの原資」と定義し、これと実際の配当金支払額を比較しました。青いバーがオレンジのバーより高ければ、問題ないということです。こちらを見ると2015年からは支払い原資以上に配当金を支払っているという状況です・・。借金でもしない限り今後も同水準の配当金を支払うのは難しいでしょう。。

 

ここまで分析すると売上の減少、営業キャッシュフローが減少しているので、配当金を維持できないという状況に陥っているように思います。

最近は通信業界で競争が激化しており、またMVNOの参入などで単価が下がっているようです。1人当たりの通信費も下落傾向にあるので、スターハブにとっては逆風が吹いているという状況です。スターハブは携帯電話事業以外でも有料放送事業などを行っていますがネットフリックスやアマゾンプライムなどに押されて、ここでも競争激化で収益率がさがっています。

今後5Gなどで通信量が跳ね上がることが期待されますが、設備投資も必要になりますし、シンガポールテレコムやM1との競争、そしてMVNOとの競争もあるので、業績向上できるかというと楽観視できないかと思いますね。。

今は9%を超える高配当株ですが、これは「業績悪化で今後は減配する可能性が高い」とマーケットが考えているから、株価下落→配当利率上昇という結果になったのだろうと思います。

分析した結論からいうと

配当利率高いけど、スターハブには投資してはいけない!

ということです。

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