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ナショナルグリッド

【NGG】ナショナルグリッドのリスクが減るかもしれない?

投稿日:2019年9月9日 更新日:

ナショナルグリッドのビジネスに関し、なかなか興味深い記事がありましたので紹介したいと思います。ナショナルグリッドというのは高配当の送電線保有会社で、日本でも人気の外国株です。

私はというとナショナルグリッドに5000万円投資して、毎年200万円くらいナショナルグリッドから配当金をもらっているので、ナショナルグリッドのビジネスの状況については常に注意しています。

日本では全然ニュースになっていないのですが、先日イギリスで大規模な停電が起こったようです。理由としては、風力発電などが増えて、風が突然吹かなくなったから電力供給が不安定になったから停電した、とか、いろいろ言われていました。どうやら理由は変電所になにか問題が起こったとか、動くべき発電所が動かなかった、といった「すごく珍しい事態」が立て続けに発生して、大規模な停電に至ったようです。

ここで批判されるのはイギリスの送電線を保有・運用管理しているナショナルグリッドということになります。「ナショナルグリッドが、必要な投資をケチって、全部株主に配当金(など)で還元しているから、送電線が脆弱になり停電したんじゃないか!」というような批判が出るということです。

とにかく最終レポートはそのうち政府から提示されるみたいなのですが、今回の大規模な停電を経て、ナショナルグリッドをめぐっていろいろな意見が出ているようです。

もともとイギリスの野党である労働党は「ナショナルグリッドは国有化すべきだ!」と主張しています。国有化されたら我々投資家にいくらか補償されるものと信じたいですが、もしかしたら時価総額よりもだいぶ低い価格で強制的に買い取るかもしれません。投資家にとっては大損ということで、これは避けたいところです。

ということで私はイギリスの労働党が選挙で勝利してほしくないのですが、今のところいまの与党の保守党の支持率のほうが高いようです。

このグラフを見ると、保守党の支持率は34%、労働党は24%ということで多分次の選挙も保守党が勝ってくれるでしょう。でもブレクジットのゴタゴタと、ジョンソン首相の強烈なキャラでどうなるか分かりませんが・・・。少なくとも労働党のコービン党首は全く人気が無いようです。

 

さて話が脱線しましたが、「ナショナルグリッドを国有化する!」という主張に対し、保守党側は「送電線の運営機能を国有化する」という主張をするかもしれない、という記事がありました。

最初は読んでいて何が何だか分かりませんでしたが、一応こういうことらしいです。

送電線の運営機能の国有化=ナショナルグリッドの国有化 とは違うということです。

現在ナショナルグリッドはこんな機能があるようなんですね。(イギリスの話ですが、アメリカでも同様だと思います)

①送電線の保有

②送電線の運営(電力の需要と供給の調整)

③送電線の設備投資計画の策定

で、今回保守党が主張している「送電線の運営機能の国有化」というのは、上の②と③の機能を国有化するということみたいです。ナショナルグリッドとしては、「国の計画に従って送電線投資を行い、送電料という対価をもらう」という受け身のポジションになります。つまり、ビジネスが「めっちゃ簡単で単純になる」ということです。

 

例えば、送電線の運営の失敗で停電が起こっても、ナショナルグリッドとしては「電力の運営は国がやっているので、私たちの責任ではありません」と堂々と主張することができます。会社としての評判が棄損するリスクが無くなるということです。送電線の投資もそうです。「投資しなさすぎ」「投資しすぎ」といった批判も、ナショナルグリッドではなく、国に対して行われるので、ここでもナショナルグリッドの評判には中立となります。

私が読んだ記事では「実は保守党の提案は投資家にとってもよいことである」と専門家が言っていました。私もそう思いますね。

ナショナルグリッドとしても、わざわざ電力のオペレーションのために人材を雇うのも収益が高いビジネスではないようですし、単に資産を持って資産からのリターンを得るほうがよほど楽なのかなと思います。

不動産でいうと、「建物の修繕、備品などの管理は全部他人におまかせ」ということと言えるでしょう。不動産は物件を持って貸し出すことに価値があるのであって、管理フィーはそんなに儲かるものでもありません。電力も居っしょだと思います。

労働党による「国有化」の対案として、保守党による「運営機能の国有化」が出てきた格好ですが、保守党の提案は今のところは我々のようなナショナルグリッド株を保有している投資家にとって「良いこと」であるかなと思います。

大規模な停電なんかが起こると、電力会社が真っ先に批判されて、国有化とかなんだとかいう話になるのはどの国でも一緒みたいですね。日本でも昨年は北海道全土が停電になりましたし・・・。

まだ保守党の提案が実行されるかは未知数ですが、個人的には運営機能は全部国に移管してしまっていいんじゃないかな、と思います。

今後もナショナルグリッドの状況について引き続き目を光らせていきたいと思います。

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