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タイ株

【タイ株】BTSグループ株の分析(鉄道事業)

投稿日:2019年9月10日 更新日:

タイのバンコクに行ったら必ず乗るのが「BTS」ですね。これは高架鉄道ですが、なんとBTSに投資することができるんです。

BTSに乗ったことが無い人も居ると思いますので写真を示します。

普通の高架鉄道ですね。バンコクの都心を走っており、朝夕は満員状態です。まだまだ路線が伸びるので、投資先として気になりました。ということで、今回分析してみます。

株価を見てみましょう。

2011年から今にいたるまで、4倍強になっていますね。とくに2018年から急に上昇しています。

配当利回りが3%とそこそこ高いのですが、、でもタイの政策金利が1.75%ということで、そこまで高くないともいえるかもしれません。

BTSグループの概要

BTSグループというと鉄道事業がメインなのは間違いありません。しかし、他の事業も行っています。

鉄道事業であるMass Transitが売上の86%を占めています。メディアが11%で、これは広告事業です。そのほか、不動産事業が1%、サービス事業2%を占めています。サービス事業ではラインペイといった様々なサービスをやっているみたいです。

でもまあ90%弱が鉄道事業ということなので、これまでもこれからも「鉄道メイン」の会社だと思ってOKでしょう。

じゃあ今後鉄道事業はどうなるのか、というのが気になるところです。

これが現在の路線なのですが全部で123.4キロの鉄道網があります。これが将来は・・・

あと10年後には515.2キロ、3倍以上の鉄道網になるようです。これは凄まじい伸びですね。たった10年で400キロくらいも鉄道が伸びる予定なんですね。。

上の図では、アジアの各都市の鉄道輸送の割合を示しています。シンガポールは46%、東京は48%、香港49%に対しバンコクはなんと13%しかないということで、まだまだ鉄道輸送の上昇余地があると思います。現時点では、バスの輸送比率が79%を占めています。バンコクといえば酷い渋滞が有名ですが、バスが減って鉄道になればまだ渋滞もマシになるんじゃないかなと思います。

ところで、BTSグループの41%は創業者で大富豪のキーリー・カーンジャナパート氏が保有しています。ウィキペディアによると、この人は2016年時点でタイ国内で13番目に裕福で、155億ドルの資産があるようです。これ日本の孫正義よりも高くないですかね・・。

BTSグループの売上と利益

売上と利益をみてみましょう。

売上と利益が変な年があります。売上以上の利益を上げている年があるのですが、これは保有している不動産などの資産の売却により特別利益を出していたからです。

2018年9月期に売上がとんでもなく伸びていますが、これは鉄道建設の売上が上がっているためです。売上は急に伸びているものの、利益は10年前からそんなに上がっているわけではないですね。

BTSグループの配当

では配当の状況を確認してみましょう。

配当金は2010年から出し始めています。2015年までは順調に一株配当金が上がっていましたが、その後カットされています。配当金という意味ではそんなに安定している銘柄ではないのかもしれません。

 

BTSグループのキャッシュフロー

ではキャッシュフローを見てみましょう。

営業キャッシュフローはかろうじて黒字だったり、赤字だったりしています。キャッシュフローと言う観点では、事業からじゃぶじゃぶ現金が入ってくるというわけではないです。ちょっと微妙ですね。。2016年からは、財務キャッシュフロー、すなわち外部からお金が調達して、営業キャッシュフローと投資キャッシュフローの赤字を補てんしている、という形になっています。

ではキャッシュフローの観点で配当金支払は大丈夫かを確認します。

営業キャッシュフローから資本的支出を引いたものを「配当金の原資」と定義し、実際の配当金支払額と比較しました。青のバーがオレンジのバーよりも高ければ問題ないです。グラフをみると、そもそも青いバーが思い切り赤字になっています。この状態が続くと、配当金を支払い続けることはできません。持続可能というわけではなさそうです。

鉄道事業ということで、まずは建設のために莫大なキャッシュを払う必要があります。その後少しずつ鉄道収入で取り返していくわけですが、BTSグループはこれから10年で400キロもの鉄道を建設する、ということは、莫大なキャッシュアウトが見込まれます。

工事費がかさんで配当に回るキャッシュがなくなるかもしれません。一応現時点では3%くらいの配当利率がある株ではありますが、今後も安定的に配当を払ってくれるかどうかは正直分かりませんね。同じタイ株ならタイ空港公社のほうがいいかもしれません。

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