ラッキーマンの投資ブログ

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タイ株

【高成長タイ株】バンコクドゥシットメディカルサービス株の分析(タイの高級病院その2)

投稿日:2019年9月17日 更新日:

さて今回はタイ株の病院シリーズ第2弾ということで、またまたタイにある超高級病院株であるバンコクドゥシットメディカルサービスについてを紹介したいと思います。

前回のバムルンラード病院と同じく、タイ国内の富裕層のみならず、外国人富裕層相手に高度医療を高い価格で提供するという病院です。こんなビジネスモデルの会社は日本で上場したら批判されて、上場できなさそうな気もしますが・・・どうでしょうか。。そもそも医療をビジネスとするな!という批判が出てくるのかなと思います。でもタイではそんな批判は出てこないということでしょう!

前回の記事でも書きましたが、ビジネスモデルとしては秀逸だと思うんですよね。世界中で富裕層が増えている中、そういった富裕層は最高の環境で医療を受けたいと考えると思うんです。そうなると欧米で訓練を積んだ一流の医者がそろっている快適な高級ホテルのような病院に行くという選択をするでしょう。

さて前置きが長くなりましたが早速株価を確認してみましょう。

結構株価は上がっていますが、この1年くらいはずっと横ばいです。配当利回りは1.82%とかなり低いですね。。タイの政策金利くらいです。今後の成長期待が反映されているんでしょうか。やっぱり政策金利+1%くらいの配当利率は欲しいとおもうところです。

バンコクドゥシットメディカルサービスの概要

タイで複数の病院を運営しています。

こういう巨大病院を運営しています。

タイとカンボジアに巨大病院があります。

今のところは10拠点ですかね。

投資家向け資料によると、軽い症例の場合は小さな病院で患者を診て、高度な医療が必要な場合は拠点となる大病院に移動してもらってそこで治療するという「ハブ&スポーク戦略」をとっているようです。

売上の構成をみてみると、バンコクの本社?病院の売上が17%、その他拠点となる大病院で売上全体の50%をたたき出しています。あとはたくさんある系列の診療所が売上を出しています。

最近ではバンコクドゥシットメディカルサービスの系列店でのみ使える保険などを整備しはじめており、診療支払を円滑化するなどの施策をうっているようです。

あと同社の投資家向け資料でなかなか面白いスライドがありましたので紹介します。

上場している病院の世界ランキングです。なんどバンコクドゥシットメディカルサービスは上場している病院の中では堂々世界第4位の時価総額であるようです。売上は4位ですが、純利益率は11.6%と第1位となっています。上場している病院ってタイ以外にもあるんですね・・・。

とりあえず、バンコクドゥシットメディカルサービスはタイ最大の上場病院会社で、世界第4位の時価総額、売上は世界5位だけれども利益率は世界1位ということですね。なかなか上手く事業運営しているようです。

バンコクドゥシットメディカルサービスの売上と利益

売上と利益をみてみましょう。

この10年で売上は4倍弱になっています。利益もどんどんと伸びていますが、2012年くらいから利益の伸びは落ちているように思います。売上は上昇しているものの、なぜか利益が横ばいと言う感じですね。

バンコクドゥシットメディカルサービスの配当

配当の状況を確認してみましょう。

バムルンラード病院と同じく順調に配当金は上がっています。この10年で4倍以上です。2018年に減配してはいるものの、まあ安定して配当を出していると考えていいでしょう。配当性向も60%くらいとまだまだ余裕はありそうです。

バンコクドゥシットメディカルサービスのキャッシュフロー

それではキャッシュフローを見てみましょう。

営業キャッシュフローは毎年プラスと順調に事業運営しているのはわかります。ところが設備投資で出ていくキャッシュ(オレンジの投資キャッシュフロー)がものすごい額になっています。営業キャッシュフローをほぼ全部つかってしまうほど設備投資って必要なのでしょうか・・・

と思って調べてみたら、どうやら病院の買収に多額のキャッシュを用いているようです。バンコクドゥシットメディカルサービスの系列病院を増やしていこうという戦略を実行しているのでしょう。

次に、配当の原資は大丈夫なのかと言う観点でキャッシュフローを確認します。

営業キャッシュフローから資本的支出を引いたものを「配当金の原資」と定義し、実際の配当金支払額と比較しました。青のバーがオレンジのバーよりも高ければ問題ないです。オレンジのバーが青よりも高くなっている年が10年のうち4年あります。2017年なんて青がマイナスになっていますね。それだけとんでもない設備投資と病院買収にお金をつかっているということです。

配当金の原資は余裕であります!というほどではないんですけれども、キャッシュの回し方さえ間違えなかったら配当金は引き続きいまと同じくらいの規模で払ってくれるものと思います。

今回は病院シリーズ第2弾ということで、バンコクドゥシットメディカルサービスを分析しました。タイ最大の上場病院企業で、富裕層相手に医療サービスを提供するという、まあ良いビジネスモデルの株だと思います。配当利率がすこし低いので株価がもっと下がるまで様子見ですかね~。

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